いろいろと手の込んだことをしてみました

2011-09-17

▼ナンパ男「タケシ」の登場
メル友探しサイトに入会して二週間後、僕は、そろそろ山田に具体的なアプローチをかけようと思い、「彼女とか、いるんですか?」など書いて、探りを入れてみました。
しかし、この時は、「一年前に別れた。当分は、彼女はいらない」と、そつけない返事でした。
今から思えば、多少の気取りがあったのでしょう。
このままでは、「メグミ」の誘いに山田が乗ろのは難しいと判断し、僕は作戦を立て直しました。
急遽、「夕ヶシ」とぃぅ名の、もうひとりの架空の人物をメル友探しサイトに登場させることにしたのです。
「タケシ」のキャラクターは、ナンパ好きな男です。女好きの「タケシ」が、メル友探しサイト上で「メグミ」を口説けば、山田も放っておかないだろクと踏んだからです。
つまり、一人二役を演じて、山田と「メグミ」と「タケシ」との三角関係を意図的に作り出そうと考えたのです。
もちろん、僕の企みは、期待以上の成果を上げました。
まず、既成事実を作り出すために、「タケシ」から「メグミ」宛てに、「三度会おうよ」というメールを何度も送りました。
そして、しばらくしてから、今度は「メグミ」が山田宛てに、「こんなメールが届くんですけど、 一度会ってみても平気ですか?」と、相談のメールを送るのです。
すると、すぐに、
「それは、ちょっと考えたほうがいいかな。メグミちゃんはまだ知らないと思うけど、オンライン上でナンパしてくる人って多いんだ」との山田からの返事が、「メグミ」宛てに届きました。
シスオペである山田の心配を買おうという僕のメル友探しサイトのネカマ作戦の企みに、まんまと引っかかったのです。
とりあえず、第一の作戦は成功しました。

▼焦らし作戦
引き続き、山田には、「メル友探しサイトでは心配してくれてありがとうございます」との返信メールを送り、さらに山田の気を引くために、再度「タケシ」から「メグミ」に、「何で会ってくれないの?家だって近いんだし、いいじやん」といった誘いのメールを書いたのです。
冒頭でも説明したように、草の根ネットのシスオペは、会員同士のプライベートなメールのやりとりを簡単にチェックすることができるのです。
案の定、山田は、「タケシ」から「メグミ」に当てたメールをしっかりとチエックしていたようです。
翌日、山田からは、
「メグミちゃん、本当に気をつけてね。タケシって結構ワルだから」
といった、「メグミ」あてのメールが届いていました。
次第にこちらのペースに巻き込まれつつあった山田に、さらに追い打ちをかけるように、「でも私、女子校だから、彼氏欲しいし……」と、暗に相手の気を引くような内容のメールをメル友探しサイトで送ってやったのはいうまでもありません。
予想通り、山田からは、「そんなにメル友探しサイトで彼氏欲しいの?」といった返事が、「メグミ」宛てに届きました。
ここまでくれば、あとは時間の問題です。
僕は、「うん…。こという返事だけ書いた「メグミ」のメールを山田に送り、しばらくは「メグミ」をネットから遠ざけることにしたのです。
もちろん、メルトモ探しサイトでの相手の気持ちを焦らすためにです。

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